春になると変なイタズラ電話が増えます。
長年コールセンターで働いていれば何とも感じませんが、コールセンター歴が浅くて、この手のイタズラ電話に不慣れだと、一応お客さまなので言われるがままに話に応じてしまうことがあります。
SVやLDはオペレーターの発している言葉や、表情に常に目を配る必要があります。
前働いていたコールセンターで大学生のバイトの娘が初めてその類のイタズラ電話を取り、5分以上SVが気づかず放置して、終話後そのまま外に出ていき、そのまま辞めてしまいました。
コールセンターで絶対にあってはいけない管理職の見落としです。
1人の人間の人生に大きな傷を与えたことになります。
ではなぜ5分以上イタズラ電話に付き合わされていたことに、誰も気づかなかったのでしょうか?
まず、そっち系のイタズラ電話をする側も、コールセンターに電話をして、いかにもなワードを発したら即電話を切られることくらい知っているので、そうならない様なアプローチをしてきます。
私はこれを、言わせる系イタズラ電話と呼んでいます。
例えば、イタズラ電話の主が女性オペレーターに強めの口調で名前を呼んでもらいたいとします。
イタズラ電話の主「あれ契約者の苗字何で登録してましたっけ?」
女性OP「佐藤様になっています。」
イタズラ電話の主「はい?」
女性OP「佐藤様です。」
イタズラ電話の主「もう少し強めに言って貰えますか?聞き取りにくいので…」
女性OP「佐藤様!!」
イタズラ電話の主「声の感じが良いですね〜」
女性OP「ありがとうございます。」
イタズラ電話の主「はいって返事してもらえますか?」
女性OP「はい」
このイタズラ電話の主は短い会話の中で業務と関係のない返事をさせることに成功しています。
こうやって女性オペレーターに言わせたい言葉を言わせて何が満足なのか理解できませんが、マニアックな何かでしょうか?
気持ち悪いですね…
非通知でかけてきて、男が出るとすぐ電話が切れる事象が連続して起きたら、今話している女性オペレーターの通話を順番に全部モニタリングしましょう!
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